クイックレポート

“Aniplex Online Fest 2021”、「鬼滅の刃 海外出張版 2021」特番レポート

竈門炭治郎役の花江夏樹、煉󠄁獄杏寿郎役の日野 聡とともに、65の国と地域で公開されている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が今世界でどんなことになっているのかを紹介する番組「鬼滅の刃 海外出張版2021」。

まず、「各地域でどんな盛り上がりになっているのか気になる!」という日野のために、海外の劇場での盛り上がりを収めた映像を紹介。映画を観た観客の興奮冷めやらぬ姿が印象的だった。

さらに、世界各地域(アメリカ・台湾・シンガポール・スペイン・ドイツ・フランス)と中継を繋ぎ、世界でどんな展開やプロモーションがされていたのかを聞いていくコーナーへ。

台湾では、全集中マラソンが開催されていたり、シンガポールではラッピングバスが、アメリカではアニメ作品では初となるラッピング列車が走るなど、各地で大きな話題になったとのこと。フランスでは500館以上で上映され、煉󠄁獄の「うまい!」の一言は、SNSで大流行したという。それに対して日野は「苦戦したセリフなので、海外の皆さんに響いてくださっていて嬉しい」とコメント。また、アメリカでは、週末興行で全米1位を獲得。これは日本の映画としては22年ぶりの快挙だったという。花江は「共感してもらえることが嬉しいです」と語っていた。

来場者特典が一般的ではないというドイツでは、日本で配布された特典『煉󠄁獄零巻』のドイツ語版を配布し、かなり喜ばれたそう。スペインでは、スペイン語字幕版、スペイン語吹替版、カタルーニャ語吹替版を上映。最近は字幕版の人気も上昇、日本の声優人気が高まっているとの報告があった。そしてここで、世界各地域吹替版の、煉󠄁獄の「うまい!」のシーンを聞き比べることに。それぞれ特徴があって興味深いなか「熱さは共通なんだな」と日野は感心しきりだった。

そして2021年TVアニメ化が発表されている『TVアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』の新規カットも公開。これまでのPVではなかった宇髄天元のカットが追加され、二人もそのかっこよさに見入っていた。さらに、2021年10月14日(木)に発売予定の家庭用ゲーム「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」の新たなPVも紹介。その美麗なゲーム映像に、「PVを観ているだけで、アニメの追体験ができる」「早くやりたい!」と楽しみで仕方ない様子。

そんな二人に開発中のゲームをプレイするチャンスが。それぞれ自分が声を担当するキャラクターを使い、炭治郎&村田組と煉󠄁獄&胡蝶しのぶ組で対戦をすることに……。プレイ中、必殺技のアクションの再現度やグラフィックの迫力に二人とも大興奮! 白熱の戦いは接戦の末、花江の勝利で幕を閉じた。

世界各地域での『鬼滅の刃』の展開をたっぷり体感した二人。今後に向けて力を得ることができたと語り、番組を終えた。

TEXT BY 塚越淳一